みなさん、こんにちは。 アプリマーケティング研究所、iPhonePLUS出張所です。「ふとしの部屋」の開発元である株式会社アクアさんにお話を聞きました。

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株式会社アクア(左から立川さん、名倉さん、小見戸さん)

Q 「ふとしの部屋」はどのように生まれたのですか?

小見戸 メインである受託開発の合間に、新人教育も兼ねて作ったアプリです。そのため、制作期間としては1~2年かかりました。開発は2人で行っています。まず「ダイエットアプリを作ろう」ということが決まり、そのままでは面白くないということで、育成ゲームのような感じになりました。

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Q キャラの絵柄はどのように決めたのですか?

立川 キャラクターについては女性である私が担当しました。最初に、髪がボサボサで、ヒゲが生えている、太ったニートを描いてみたんです。そうしたら「こいつには愛着が沸かないな」って思ったんですね。「もっと可愛くならないかな」と考えていたところ、バナナマンの日村さんを見て、これは割と許せる可愛さだなだと気づきました。

 まあ、日村さんはそこまで可愛くはないですが、あまり嫌悪感はない。一方で、例えば髪が油ギッシュでボサボサ頭の男の人は嫌悪感がある。違いは、髪とお肌がきれいかなのかな、と思いました、清潔感のあるぽっちゃりさんは女子に好かれるのかなと。

Q ダウンロード数はどのくらいでしょう? また、最初に火がついたのは?

名倉 2013年7月末にリリースして、現在までに約50万ダウンロードです。現在のMAU(月間のアクティブユーザー)は、20~30%くらいだと思います。

 火がついたのは、2013年10月に「NAVERまとめ」(外部リンク)で取り上げられた記事がバズったこと。そのまとめは3日間で20万PVくらいあって、アプリも10万ダウンロードほど伸びました。その後、App Storeのランキングが上昇して、レビューサイトでも取り上げられるという流れで、ユーザーを増やすことができました。

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Q 「ふとしの部屋」は、基本的にソーシャルを含めてクチコミで広がったのでしょうか?

名倉 そうですね。プロモーションはいっさい行っていません。30万ダウンロードを超えたころからは、雑誌からも声が掛かりはじめました。

 春〜夏にかけての女性誌のダイエット記事であったり、「ニコラ」や「ポップティーン」といった中高生向けの女性誌に掲載されました。「モデルさんが気になっているアプリ」としてご紹介いただいたこともあります。

Q マネタイズはどのように行っているのでしょう?

小見戸 実は「ふとしの部屋」は課金も広告も入れていないんです。実験的な感じもあったので、今後も広告などは入れずに、会社の認知度アップにつながればいいかなと考えています。

Q もし広告など入れていたとして、50万ダウンロードで300~500万円くらい売上があったとしたら黒字になりますか?

立川 多分、単体での事業として考えたら黒字にはならないと思いますね。

Q 女子中高生のユーザーが多いとのことですが、ソーシャル上の反響はどうでしたか?

名倉 Twitter上では女子中高生が「意外とかわいい」と褒めてくれました。

 あと、学校で「ふとしの部屋」の筋トレやっている写真が投稿されたり、「○○子が教室でこんなことやっていた」みたいな感じですね。それと、「ふとしの部屋をはじめたよ」→「何それ?」という感じで、クチコミが自然に発生していることは多く見かけましたた。

取材協力:株式会社アクア

■編集後記

 ソーシャルの反応を見ていると、かなり女性のクチコミが多かった。ふとし君は最終的にイケメンに進化していくわけだが、その過程をスクリーンショット付きでツイートする人も結構いる。こういうキャラデザインは女性が関わらないと、いい塩梅にするのが難しそうだ。

 開発者の方がそれを見て、途中でアプリ内からツイートできる機能もつけたそうだが、思いもかけず、スクリーンショット付きのツイートが自然に発生してくるような演出になった、というのが大事なところだと感じる。

 

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