文●山下博人(MacPeople編集部

 ここでは8月頭に発売となった「ASUS Pad TF303CL」と「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」の2つを紹介。特徴や使い勝手などをチェックしました。


■PART1:「ASUS Pad TF303CL」

 「ASUS Pad TF303CL」は、LTE通信に対応する10インチサイズのSIMフリータブレットです。サイズは約257.4×178.4×9.9mmで質量は約595gとなっており、1,920×1,200 ドット(WUXGA)の10.1インチのフルHD液晶ディスプレーを搭載。OSに最新のAndroid4.4.2を採用しており、大画面でさまざまなアプリやコンテンツが楽しむことができるAndroidタブレットです。

TF303CL_Product_Image_Gold_800↑10.1インチのフルHD液晶を搭載し、大画面でさまざまなコンテンツが楽しめる

■インテルAtomプロセッサーを搭載

 Androdといえばクアルコム社製のCPUを採用しているものが多いですが、本機では「インテル Atom プロセッサー Z3745」を採用。「インテル HD グラフィックス」を内蔵しており、快適さと消費電力のバランスに優れているのもひとつの特徴です。

 端末のデザインはシンプルで、カラーはゴールドとブルーの2色を用意してます。端末の側面には、microUSBやmicroHDMI出力、microSDメモリカードリーダーなど各種インタフェースを備え、背面には500万画素のカメラを搭載。端末の前面2カ所に、臨場感のあるサウンドが体験できる デュアルフロントスピーカーとASUS SonicMasterステレオスピーカーを備え、原音に忠実なクリアなサウンドが楽しめるようになっております。また、このようなハイエンドな製品ながら予想実売価格が46250円(税別)と非常にコストパフォーマンスに優れるところも、注目すべきところでしょう。

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↑端末を横にすると、画面上にフロントカメラ左右にスピーカーが配置される仕様

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↑背面には500万画素のカメラを搭載する

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↑横にした場合の右側面にはSIMスロットやイヤフォンジャック、microSDカードスロットを装備

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↑左側面にはmicroUSBポート、音量キー、microHDMIポートを装備する

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↑下の側面にはヒンジホールとドッキングコネクターがある

 そのほかの、主な仕様については以下を参照してください。


型番/カラー:TF303-BL16LTE/ブルー、TF303-GD16LTE/ゴールド
本体サイズ:幅257.4mm×奥行き178.4mm×高さ9.9mm
質量:約595g
液晶ディスプレイ:10.1インチワイド TFTカラータッチスクリーンIPS液晶(LEDバックライト)
表示解像度:1,920×1,200 ドット(WUXGA)
プラットフォーム:Android 4.4.2
プロセッサー:インテル Atom プロセッサーZ3745
ROM/RAM:16GB/2GB
無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth機能:Bluetooth 4.0
センサ:GPS(GLONASSサポート)、電子コンパス、加速度センサ、 ジャイロスコープ、光センサ、磁気センサ
通信方式:LTE:2,100(1),1,800(3),2600(7),900(8),800(20)MHz
W-CDMA:2,100(1),850(5),800(6),900(8)MHz
※ ( )内の値は、対応バンド。 GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
カメラ:アウトカメラ:500万画素、インカメラ:120万画素
インターフェース:microUSB×1、microSIMスロット×1、microHDMI出力×1、microSDメモリカードリーダー(64GBまで対応)×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1
バッテリー駆動時間:約9.5時間
(輝度100nits(100cd/㎡)、720Pの動画を連続再生した場合のASUS調べ。使用環境や設定などによって記載時間と異なる場合がある)

予想実売価格: 46250円(税別)


■LTEは5バンドに対応するが……

 一番気になるのは、やはり高速通信回線LTEの仕様でしょう。モデムチップについて明らかにされてませんが「インテル Atom プロセッサーZ3745」を採用しているところから考えると、同じくインテル製の「XMM7160」を搭載しているものと思われます。このモデムを調べると、回線速度は150Mbps(カテゴリ4)で(一部の資料では100Mbpsとの表記もあり)、LTEでは5つの周波数帯に対応。日本で使える周波数帯を考えますと、ドコモの2GHz帯(バンド1)、1.7GHz帯(バンド3)、auとソフトバンクの2GHz帯(バンド1)、ワイモバイルの1.7GHz帯(バンド3)に対応しております。ソフトバンクが900MHz帯(バンド8)でLTEを始めれば、それにも対応する予定です。ただし、例えばドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォンユーザーが、そのままスマホのSIMを差し替えて使用することはできないようです(別途、手続きなどが必要)。ですので、この端末でLTE回線を使用したい場合は、IIJ、日本通信、OCN、ビッグローブなどが提供するSIM(いずれもドコモの周波数帯とエリアに対応)を購入して使用するのが、現実的であると思われます。

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↑サイズはmicroSIM。GSM、W-CDMA、LTEネットワークに対応する

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↑設定画面からAPNの設定などができる

 ■「ASUS ZEN UI」を採用

 ホームアプリは、ASUSがすでに発売しているタブレット「MeMO Pad」と同様、ASUS独自のユーザーインターフェイス「ASUS ZEN UI」が採用されているようです。GooglePlay、Gmail、Googleマップ、YouTubeなどAndroidおなじみのアプリはもちろん、快適な読書が楽しめる「読書モード」や「What’s Next」などASUS独自の機能を搭載しています。ホープアプリの使い勝手はAndroid標準のものと違いないですが、ほかのホームアプリへの変更はできないので注意が必要です。

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↑タブレットで楽しめるアプリが各種プリインストールされている

 特に10.1インチの大画面を使って、電子書籍や動画のコンテンツが楽しめるというのはポイントです。「Kindle」や「BookLive」などの電子書籍アプリや、「Playムービー」などの動画コンテンツが楽しめるアプリがプリインストールされていますので、さまざまなコンテンツをすぐに楽しむことができます。ただし端末の重量は約595gとそれなりにありますので、片手で端末を持ってコンテンツを楽しむのは厳しいかもしれません。端末が気になる人は、量販店などで実際に端末の使い勝手を試してみることをお勧めします。

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↑「Playムービー」から、各種動画コンテンツが楽しめる

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↑コミックなどの電子書籍が大画面で楽しめるのも、タブレットの魅力だ


■ PART2:「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」

 続いて「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」を紹介します。これはUQコミュニケーションズから登場となるWi-Fiルーターの新製品です。 下り最大110Mbpsの「WiMAX 2+」が利用できるハイスピードモード、速度制限なしの「WiMAX」が利用できるノーリミットモード、auの「4G LTE」(と「WiMAX 2+」の両方)が使えるハイスピードプラスエリアモードという3つの通信モードを備えるほか、WiMAX通信時によりつながりやすくなる「WiMAXハイパワー」にも対応する高性能のWi-Fiルーターとなっております。

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 また、この製品には別売で専用クレードルが用意されており、それにセットすれば、ルーター本体を充電しながらホームルーターとして利用することが可能です。クレードル裏面にEthernetポートが用意されており、それを使えば有線LAN接続もできます。

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クレードル↑別売の専用クレードを使えば、ホームルーターとしても使える

■カラータッチパネルを搭載

 サイズは約64×104×14.9mmで、重量は約140g。約2.4インチのカラータッチパネルが搭載されており、パソコンに接続しなくても各種設定ができるのも特徴です。電源を入れてから約5秒で起動するクイック軌道や、スマートフォンへ給電できる モバイルチャージャー機能があるのも便利です。

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 ↑正面にはカラータッチパネルを搭載。さまざまな設定ができる

red_rear ↑裏面は特に何もないシンプルな作りとなっている

サイド2↑右の側面にmicroSDカードのスロットや電源キーを配置する

サイド1

↑左サイドには外部接続端子とSIMカードのスロットを備える

■都内の回線スピードは、約20Mbpsから約30Mbps

 さっそく試作機を借りて、レノボのAndroidタブレット「Yoga Tablet 8」と「iPhone 5S」とともに使用してみました。「RBB TODAY SPEED TEST」で「ハイスピードモード」(WiMAX 2+)の回線スピードをテストをしてみたところ、JR飯田橋駅付近で約20Mbpsから約30Mbpsのスピードを記録しました。計測する場所によってスピードに違いはあると思いますが、使ってみた感じは回線スピードは申し分なく、かなり快適に感じました。

サイズ比較

↑レノボの「Yoga Tablet 8」(右)と「iPhone 5S」(中央)とサイズを比較

レノボ

↑「Yoga Tablet 8」では、下り36.44を記録した

iPhone

↑「iPhone 5s」では、下り21.37だった

■「WiMAX 2+」のエリア状況は?

 以前、紹介したように「WiMAX 2+」のエリアはかなり整備されており、UQ のホームページに掲載されているエリアマップをみると都内はほぼ網羅している感じです。実際に小田急線に乗りながら都内で使用してみたところ、場所によっては多少つながりにくいところはあったものの、ほぼ問題なく使うことができました。冒頭で述べたように、この端末はauの「4G LTE」が使用できるハイスピードプラスエリアモードも搭載されていますので、通信回線のエリアに関してはまったく問題ないと言えるのではないでしょうか。

wimaxサービス

↑サービスエリアのマップを見ると、「WiMAX 2+」のエリアは都内をほぼ網羅

 本製品は同じUQコミュニケーションズの薄型モデル「NAD11」と比べますと重量はありますが、3つのモードを備え、タッチパネルで簡単にいろいろな操作ができ、バッテリーの持ちも若干いいのは魅力的です。特にWi-Fi対応のAndroidタブレットとの相性は抜群にいいと思いますので、外出先でWi-Fi回線専用のタブレットを使いたいと思っている人は要チェックです。

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↑「Yoga Tablet 8」や「Nexus7」など、Wi-Fiでタブレットを使用した人は要注目だ

 

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