みなさん、こんにちは。 アプリマーケティング研究所、iPhonePLUS出張所です。 今週気になったアプリ関連のニュースや出来事を紹介していきたいと思います。

死ねば死ぬほどマンボウアプリがヒットの予感

 「生きろ!マンボウ!3億匹の仲間はみな死んだ」(iTunesリンク)というアプリが話題になっている。これはマンボウがエサを食べながら成長していくという、放置系の育成ゲーム。AppStoreで総合15位以内に入ってきている。ジャンルとしてはありがちなのだが、いくつかおもしろいところがあったのでざっと紹介したい。

放置ゲームなのにゲームオーバーが存在する。

 マンボウはエサをたべると死んでしまったり、些細なところでゲームオーバーになってしまう。一方で「強くてニューゲーム」のシステムが組まれていて、何度も何度も死にながらゲームの進行スピードがインフレしていくのを前提につくられている。いわば「不思議のダンジョン」の要素を取り込んだ放置ゲーム。

manbou_ss

ネットでいじられている「マンボウの死」を題材にした。

 ネットでネタにされている「マンボウの死にやすさ」、このまとめ(外部リンク)を見るとわかりやすいが、これをゲームのゲームオーバー時に取り入れ、ツイートしてもらいやすくしている。ネットに詳しい人が企画したんだろうなと思わされる(しかもこれ、何度も死ぬことになるので、ユーザーにツイートしてもらえるチャンスも自然に多くなる)。

 ユーザーは、ゲームのスコアをつぶやいたりはなかなかしないが、このようなおもしろいネタならツイートしてもらえやすい。そしてこの「突然の死」のツイートも、すごくツイッターっぽくて目を惹くはず。

manbou_tweet

※なお、ユーザーにインセンティブをあげてツイッターやFacebookでシェアしてもらうのは、今後Appleのガイドライン強化でNGになる模様なので、自然にシェアしてもらう施策はより重要になるはず。他にも「冒険システム」や丁寧なドット絵など、目をひくところもあり、既存のジャンルでありながら、新しい要素やユニークな題材を取り入れることで、新鮮味のあるゲームになっていた。

台湾で「返信ください」がヒットした理由とは?

 株式会社フルセイルのメッセージアプリ風恋愛ゲーム「返信ください」が、台湾のAppStoreで1位を獲得した。これはLINEっぽい感じのメッセージアプリをつかって、キャラクターと恋愛していくというようなゲームで、日本でもシリーズ100万ダウンロードを超える人気作。

henshintw_ss

 ただ何もせずに偶然ヒットしたわけではなくて、台湾にきちんとローカライズして、中身もつくりなおしているようだ。(台湾のアプリ名は「要回覆我喔!」)

 なんで台湾なのかというと、台湾はLINEが日本以上にホットな国だから。台湾は人口2400万人の国だが、LINEの普及率が日本以上に高くて1700万人以上がつかっているそう。聞くところによると、LINEキャラのグッズなども現地で人気で、知っている日本のアプリを聞くと「LINEは知ってる」という人ばかり。

 他にも手は打っているとは思うが、日本で流行ったこのアプリが台湾でも人気になるのは必然ともいえる。海外の収益性の低さなどの問題もあるとおもうが、同じリソースを使ってまたたくさんのユーザーを獲得するチャンスがあると考えると、「自分のアプリをローカライズしたら他の国でヒットする可能性はあるのか?」ということは一度考えてみてもいいかもしれない。

 

Comments are closed.