文●山下博人(MacPeople編集部

  Androidスマホの最新情報や、気になることなどを探るこのコーナー。今回は2014年6月4に開催された「Xperia Z2」などのインターフェイスとしても使用されている、MHL3.0規格についての説明会の模様と、ソフトバンクが発表したロボット「Pepper」について紹介する。


 ■デジタル・オーディオ・インターフェイスの最新規格MHL3.0とは

 まずは、MHL3.0規格について。MHL規格とは、携帯電話や携帯機器とHDTVおよびその他のホーム・エンタテインメント製品を接続するための、デジタル・オーディオ・インターフェイスのこと。これまでにも、すでにAndroidスマートフォンで採用されているが、今回の説明会では、主に2013年末に発表された最新規格であるMHL3.0規格について、改めて紹介があった。

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↑MHLとは、モバイル機器とディスプレイをつなぐ、インターフェース規格のこと

■4K映像をケーブル1本でテレビに映し出せる!

 MHL3.0規格の最大のウリは、4K映像をケーブル1本で大画面に映し出せること。2014年夏モデル「Xperia Z2」やタブレット「Xperia Z2 Tablet」が、いち早くこの規格を採用しているが、端末で撮影した4K解像度の映像をケーブル1本つなぐだけで4Kテレビに映せることができるのは、やはり魅力的だ。合わせて、この新しい規格では、これまでのMHL2.0と比べ高速な双方向チャネルを実現しているようで、高速データ転送や、タッチスクリーンやキーボード&マウスといった入力デバイスが利用できるのも大きなポイントだ。また、10Wまでの充電能力もあるので、バッテリー残量を気にせず、アプリゲームを4Kスクリーンでプレイすることもできる(MHL1.0は2.5W、2.0は7.5Wの充電能力がある)。

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↑MHL3.0には、「Xperia Z2」がいち早く対応する。

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↑説明会での「Xperia Z2」のデモより。4K映像をケーブル1本で簡単に4Kテレビに映すことができる。

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↑こちらがMHL3.0に対応するケーブル。現状はケーブルの長さが長いと映像の伝送が難しいようで、3mが最長となっているようだ

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↑こちらはMHL3.0規格ではないが、スマホのゲームアプリをテレビの大画面で遊ぶこともできる


■MHL3.0規格の主な内容
・4K映像(Ultla HD):最大2160p30の4Kフォーマットをサポート
・同時高速伝送(大量データ伝送)
・10W充電機能
・タッチスクリーンに対応
・最新のHDCP2.2コンテンツ保護
・DolbyTrueHDとDTS-HDによる7.1チャネルサラウンドサウンド対応


 ちなみに今年の夏モデルでは他にも「GALAXY S5」や「AQUOS ZETA」など4K解像度での撮影に対応しているスマホがあるが、MHL3.0規格を採用していないものがほとんど。この機能を使いたい場合は、そのあたりの注意も必要だろう。

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↑こちらはソニーの「Xperia Z2」紹介ページから、MHL3.0についての紹介ページ

■自動車の液晶パネルとしても使用できる

 そのほか、最新のHDCP2.2コンテンツ保護に対応するほか、DolbyTrueHDとDTS-HDによる7.1チャネルサラウンドサウンドにも対応。自動車の液晶パネルに採用すれば、接続したスマートフォンに収納する音楽やナビへ液晶パネルからタッチ操作することも可能。スマホを充電しながら、さまざまな機能をまるでカーナビのように使えるという。

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 現状、MHL1.0、MHL2.0に対応する製品は多いが、MHL3.0に対応する製品はまだそれほど多くない。今後、対応する製品を増やしていくとのことなので、期待したいところだ。


■ソフトバンクがロボット「pepper」を発表。2015年2月から、19万8000円で一般販売

 最後にAndroidスマートフォンとは関係ないが、ソフトバンクが6月5日にロボット「pepper」を発表したので、こちらも紹介しよう。「Pepper」は、人の感情を認識する「感情エンジン」という高度な人工知能を搭載する人型ロボット。フランスのアルデバラン・ロボティクスが開発している、小型人型ロボット「NAO」のソフトがベースとなっているようで、開発ではそのアルデバラン・ロボティクスが協力している。

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 この人型ロボットの特徴は、単に人のように話すだけでなく、人の笑顔や反応をロボットが分析して、どう行動すればいいかを学習して自ら考えて行動するということ。子供に絵本を読み聞かせたり、ビジネスでは接客などに使用することが可能で、子供やお客さんの反応に合わせて対応を変えることができるのだ。 

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 またPepperは1台だけで自律学習を行うわけではなく、インターネット上の「クラウドAI」を活用して、その他のPepperが記録した情報も取り入れて学習することも可能。今後、開発者向けにSDKが配布されるとのことで、動きや会話を組み合わせた動作プログラム「ロボアプリ」を独自のアプリストアから配信してPepperに組み込むこんで楽しむこともできるようだ。

 Pepperは2015年2月から、19万8000円で一般販売される予定。ソフトバンクショップ銀座とソフトバンクショップ表参道で、実演が見られるので、気になる人は立ち寄ってみよう。

 

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