文●山下博人(MacPeople編集部

 Androidスマホの最新情報や、気になることなどを探るこのコーナー。今回はドコモ 2014夏モデルから、富士通の「ARROWS NX F-05F」についてチェックしてみました。


■ 「ARROWS NX F−05F」は、どこがすごい!?

 「ARROWS」シリーズと言えば、昔はハイスペックを追求する端末のようなイメージがありましたが、最近はその方向性が少し変化。スペックだけでなく、使い勝手や省電力に力を入れており、今回もそれを継続している感じです。  前モデルで採用された省電力ディスプレイ「WhiteMagic」はさらに進化し、今回は1、000カンデラで直射日光下でも見やすくなったとのこと。もちろん省電力効果も健在で、3,200mAhの大容量バッテリーとヒューマンセントリックエンジンのおかげもあり、バッテリーは「3日間持つ」と謳っております。ディスプレイのサイズは5インチでフルHD。さすがに「フルHD越え」は難しかったようですが、使い勝手などを考えると妥当な解像度とサイズといえるのではないでしょうか。

f-05f_gd_a↑5インチサイズで、省電力ディスプレイ「新WhiteMagic」を搭載

■「U字型」のフレームで背面はラウンドフォルムのデザイン

 サイズは高さ 140mm×幅69mm×厚さ10.4mmで、重さは 159g。シャープのEDGESTと比べると、上下のフレームは存在感がありますが、左右はかなりの狭額縁となっており、大画面ながら無駄のないデザインとなっている印象です。端末のデザインも特徴があり、下部の両角のみ丸くなっている「U字型」のフレームを採用。背面はラウンドフォルムで手になじみやすく、背面塗装は「ハイパーダイアモンドタフコート」で、傷にも強くなっています。

f-05f_gd_f↑「U字型」のフレームとラウンドフォルムは特徴的なデザイン、カメラは2070万画素。

IMGP2207↑端末の上側面はヘッドホン端子のみでシンプル

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↑右側面には電源キーやボリュームキーを搭載する

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↑左側面は何もなくシンプル。側面のデザイン処理はちょっと前のHTC端末に似ている?

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↑端末下部はUSB端子が剥き出しで搭載

 CPUはクアルコム社のSnapdragonで、MSM8974AB/2.3GHzクアッドコア。VoLTEにも対応しています。OSはもちろんAndroid4.4です。おサイフケータイ、赤外線、防水にも対応しており、フルセグ&NOTTVも閲覧可能。まさに全部入りという仕様です。


■主なスペック
・サイズ:140×69×10.4mm
・重さ:159g
・ ディスプレイ:5インチ フルHD
・バッテリー:3200mAh
・ ROM/RAM:32GB/2GB
・メインカメラ:2070万画素
・サブカメラ:130万画素
・CPU:MSM8974AB(2.3GHz クアッドコア)
・ OS:Android4.4
・VoLTE:○
・ワンセグ/フルセグ:○/○
・防水:○


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↑CPUはMSM8974ABで、VoLTEにも対応

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↑新WhiteMagicは、省エネ効果のみならず直射日光下でも見やすい

■2070万画素のカメラを搭載

 本機で特に注目したいのは、カメラ機能と文字入力システム「Super ATOK ULTIAS」を搭載しているところでしょう。まずカメラですが、今回「Xperia」と同様の2070万画素のカメラを搭載してきたのは、さすが、元スペック追求マシンのARROWS。シャープの「AQUOS」のカメラが1300万画素、サムスン電子の「GALAXY S5」のカメラが1600万画素とその採用を見送った中、「Xperia」と同様の大型1/2.3型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載してきました。画像処理エンジンには富士通独自の「GRANVU」を採用していることもあってか、「Xperia」と違って2070万画素でもオート撮影が可能です。もっとも、本機の撮影はすべてオートのみで、そもそもマニュアル設定はありませんので、別に驚くべきことではないかもしれませんが、はたして2070万画素のクオリティがどうなのかは気になるところ。残念ながら、ここでは撮影テストはできてないのですが、ドコモの発表会で触った感じですと、UIや使い勝手は悪くないようです。ちなみに、デフォルトの画素数は800万画素のようで、その画素数での撮影が基本のもよう。HDR機能、連射機能なども搭載しています。

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↑20Mでオート撮影が可能。HDR撮影や連射機能も備える

■賢い「Super ATOK ULTIAS」で文字入力もバッチリ

 「Super ATOK ULTIAS」はパソコン版ATOK相当の、高性能なエンジンを搭載した文字入力機能。予測・変換精度が高くて、賢い変換をしてくれるのでスムーズに文字入力することができます。文脈、文節を読み取って、適切な漢字に変換してくれるので、素早く入力できるのがポイントです。単語数は従来比約3倍で、キーワードExpressにも対応。Justアカウントを取得すれば、トレンドの言葉を毎週無料で辞書に自動追加してくれるようです。また、ドコモ発表会で説明員さんに聞いたところによると、かっこで変換すると()が表示されるだけでなく、文字のカーソルが自動的に()の真ん中に設定され、そのままかっこ内で文字が打てるといった細かな工夫もあるとのこと。これは、かなり便利だと思いました。

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↑トレンドワードにもバッチリ対応!?

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↑キーワードExpressで最新の話題にも対応し、「選べるキーボード」設定もうれしい

■「なぞってコピー」でコピペが簡単に

 また、その他の機能で個人的にありがたいと感じたのは、「なぞってコピー」というもの。Androidスマホは文字部分を長押しすれば「コピー&ペースト」できますが、コピーしたい部分のカーソル異動がうまくいかないことがあり、よく何度も失敗しておりました。ですが、この「なぞってコピー」を使えば、コピーしたい文字部分を指でなぞるだけで簡単にコピーができます。これは便利です。画像内に含まれる文字もコピーできるようで、お勧めです。

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↑「なぞってコピー」は、ホーム画面から簡単に立ち上げることができる

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↑コピーしたい文字部分をぞるだけで、簡単にコピーが完了

 合わせて、おなじみ「指紋認証」機能や、画面を見ている間は消灯しない「持っている間オン」機能なども、これまでと同様に搭載されています。DIXIMアプリを搭載しており、DLNA機能や「スカパー!プレミアムサービスLink」にも対応。外出先で録画した地デジ番組やスカパーの番組が楽しめるのは、「ARROWS」ならではの魅力でしょうか。

 というわけで、カメラ機能をはsじめハイスペックな機能を搭載しているのみならず、細かな使い勝手、まで考慮している「ARROWS NX F−05F」。デザインの好き嫌いはあると思いますが、スマホ購入を検討している人なら、ぜひ、その候補のひとつに入れていただきたい端末です。ちなみに個人的にカラーはレッドがお勧めです。

IMGP217502 ↑背面には、おなじみの「指紋認証」機能も搭載

IMGP218002 ↑よく使うアプリを簡単に呼び出せる「スライドインランチャー」も健在

 

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