みなさん、こんにちは。アプリマーケティング研究所です。

 今回は、「ハイチーズ」などのかけ声にあわせて、シャッターがきれるカメラアプリ「声シャッター」(iTunesリンク)の開発者、Shamrock Recordsさんに聞いたお話を紹介したいと思います。有料アプリをつくっている方は、 参考になると思います。

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(画像:Appbankより)

Q、リリース初期の頃はどのようにユーザーが増えたのでしょう?

 「声シャッター」は、2013年3月にリリースしました、 初期はウェブのメディアやテレビに取り上げられたことで、 ダウンロード数はだいたい数千(5000未満)くらいまで到達しました。 しかし、そこからあまり伸びずにいました。

Q、その後は何か手を打ったのでしょうか?

 思いきって、2013年12月にアプリを無料にしました(元々は有料100円)。すると、たったの3日で数万ダウンロードされる結果に。そして、この時一気に広がったことで、 テレビやウェブメディアに連続して取り上げられてもらえるようになり、 いまは有料に戻しているのですが、毎日数十のダウンロードがあります。

Q、無料化することで、結果的に認知が広がったということですよね?

 オタクではなく普通の人が使うアプリなので、情報伝達の「表面積」で考えるようにしました。3000人がそれぞれ友達1人にクチコミしたら3000人ですが、これが3万人になると、3万人にクチコミされます。当たり前のことではあるのですが、 無料でもいいので母数を増やすことで日々の売上が延びるようになりました。 今では何かしら理由を作って、無料にして本数を増やしています。

 メディアの影響力という意味で「声シャッター」の場合は、AppBank(外部リンク)、lifehacker(外部リンク)などのネットメディアでも、アプリを取り上げてもらうとダウンロード数が伸びたように思いますが、やはりテレビ(ZIP!、王様のブランチ等)の威力は最強でした。あと、意外とテレビを見てる普通の人の方が、アプリの購買意欲は高いんだなとも思いました。

■解説 コメント

 貴重なお話ありがとうございました。声シャッターは「見て楽しいアプリ」ということもあり、メディア受けの良いアプリなので、 ひとつのメディアに取り上げられると、別のメディアにも連鎖する可能性も高いと感じます。また、「テレビの影響力が高かった」とのことですが、 これはもちろんその通りなのですが、取り上げられ方によっても結果が変わりケースバイケースです(「放送時間」×「視聴率」×「取り上げられ方」あたりで影響力は大きく変わる)。

 実は「声シャッター」のように「名前がわかりやすくて、検索してもらいやすい」というような要素も大事だったりする。つまりテレビでアプリが紹介されても、多くのユーザーはアプリ名を覚えていられない。実際、テレビ番組「深イイ話」でアプリ特集が行われた次の日は、「深イイ話 アプリ 計算」や「深イイ話 アプリ フォトブック」のような、曖昧キーワードでWEB検索する人が非常に多い。

 テレビの場合はクリックしてAppStoreに飛ぶこともできないので、「名称をいかに覚えてもらうか」もポイント。「遊んでもらえればぜったい楽しい!」というアプリだったとしても、やはり「知ってくれている人」の母数が増えなければクチコミも増えないし、メディアの目にもとまりにくい。アプリのクオリティが高いのが前提だとは思いますが、無料化することでうまく認知を広げた事例でした。

 有名な有料アプリ「空気読み」などでも、期間限定で無料キャンペーンをおこなっていたりするので、「有料アプリを一定期間無料にして認知度を広げる」という作戦は、一手としては有効と考えている方も多い気がしています。

 ぜひ参考にしてみてください!

 

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