文●山下博人(MacPeople編集部

 Androidスマホの最新情報や、気になることなどを探るこのコーナー。今回は2014年5月8日の「au発表会 2014  Summer」で発表された、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia ZL2」についてチェックしてみました。


■ 「Xperia ZL2 SOL25」は買いか!?

 「Xperia ZL2」は2014年 2 月に「Mobile World Congress 2014」にて発表された、「Xperia Z2」の基本性能を搭載するスマートフォンです。「Xperia Z2」とはデザインが変わっており、手になじむラウンドフォルムを採用してます。ディスプレイのサイズは約5.0インチで、「Xperia Z2」の5.2インチと比べると一回りコンパクト。デザイン的には2013年の夏にドコモから発売された「Xpeira A」に近く、それを一回り大きくした感じとなっております。カラーは夏らしいターコイズを含む3色展開。そのほか、通信回線では今回のau夏モデルの特徴の1つである、「キャリアアグリゲーション」と「WiMAX2+」に対応し、快適に高速ネットワークが楽しめるのもポイントです。

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↑画面サイズは約5.0インチで、手になじむラウンドフォルムを採用

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↑背面には2,070万画素のカメラを搭載

 

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↑左側面にはマグネット式の充電端子がある

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↑右側面にはホームキーやシャッターキーを搭載する


■主なスペック■

○製品名:Xperia ZL2 SOL25
○サイズ:高さ 約 137mm × 幅 約 72 mm × 厚さ 約 10.8 mm
○重さ:約 167 g
○電池容量:3000mAh
○ディスプレイ:約5.0インチ フルHD1920×1080ピクセル(縦×横)
○OS:Android4.4
○内蔵メモリ:ROM32GB、RAM3GB
○CPU:Qualcomm Snapdragon801 (MSM8974AB) Quad-core with 2.3GHz
○メインカメラ:約2,070万画素 裏面照射積層型 CMOSセンサー Exmor RS for mobile
○フロントカメラ:約31万画素裏面照射型 CMOSセンサー
○ワンセグ/フルセグ:対応
○防水、防塵:対応
○おサイフケータイ:対応
○NFC:対応
○赤外線:非対応


 機能面についてみていきましょう。まずカメラは、1/2.3型・約 2,070万画素イメージセンサーに、BIONZ  for mobile、Gレンズといったソニーのカメラテクノロジーを採用。「Xperia Z2」同様に、4K映像の動画撮影機能を搭載しております。4K映像のデモを見てみましたが、思った以上に美しくてきれいです。その違いは、はっきりとわかります。またカメラ機能自体も進化しており、撮影したシーンの一部をスローモーション加工できる「タイムシフトビデオ」や、背景のぼかし具合を調整できる「背景ぼかし」などを追加。さらに「Xperia Z1」にも搭載されていた、おなじみの「プレミアムおまかせオート」が進化して、料理の写真がよりきれいに撮れるようになりました。これは、うれしい。

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↑4K映像の動画撮影機能を搭載する

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↑「背景ぼかし」など、新しい機能も追加された

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↑「プレミアムおまかせオート」も進化し、料理の写真もよりきれいに

 ウォークマンで採用している、デジタルノイズキャンセリング機能も「Xperia Z2」同様に搭載。別売の採用イヤホンと組み合わせることによって、周囲の雑音を約98%遮断してくれます。それと合わせて、本機ではステレオスピーカーを搭載しており、ソニー独自のバーチャルサラウンド技術S-Forceフロントサラウンドに対応。臨場感ある音を、体感できるのもポイントでしょう。

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↑別売りのヘッドフォンを使用すれば、周囲の雑音を遮断できる

 以上が「Xperia ZL2」の主な特徴となりますが、簡単に言えばグローバルモデルの「Xperia Z2」の機能はそのままに、画面サイズを若干小さくしてデザインを「ラウンドフォルム」に変えて持ちやすくしたという端末です。カメラ機能や、CPU、ディスプレイなど主要な機能に関しては今発売中の昨年のモデル「Xperia Z1」からそれほど大きな進化はしておりませんが、それぞれがブラシュアップされて、安定感が増しております。いわば、現状のAndroidスマートフォンにおいて、かなりの完成度を誇っている端末だといえるものだと思いますので、デザインやサイズ感が気に入れば、間違いなく”買い”の端末といえるのではないでしょうか。 IMGP1929

↑auの新ホームアプリ「auベーシックホーム」も搭載する

 ただ、逆に言えば「Xperia Z1」から、それほど大きくは進化してないのも事実です。たとえば、1/2.3型・約 2070万画素イメージセンサーに、BIONZ  for mobile、Gレンズというカメラ機能は確かにすばらしいですが、それらはすでに2013年モデルに搭載されているものでもありますし、今年の冬まで待てば、もっと進化する可能性は非常に高いです。CPUやディスプレイに関しても、それは同様です。さらに、この端末では新たにauが始める「キャリアアグリゲーション」と「WiMAX2+」に対応してはいますが、端末のカテゴリーの問題もあって、受信最大速度は150Mbps止まり。実際に使用してみないとわかりませんが、正直、それほど新サービスのすごさは実感できないかもしれません。KDDIの説明員の方に聞いたところ、もし今後、LTE-Advancedのほかの機能が導入されたとしても、この端末でアップデート対応は難しいようですし、同様にもしWiMAX2+と800MHzでのキャリアアグリゲーションなどが今後導入されたとしても、それに対応することはできないようです。

 この冬に登場する端末からCPUやチップセットがさらに進化する可能性は高いようですが、「キャリアアグリゲーション」や「WiMAX2+」の本当のすごさを実感できるのは、それらの端末からになるのかもしれません。

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↑「キャリアアグリゲーション」や「WiMAX2+」に対応するが、そのすごさを実感できるのはこの冬モデル以降か?

 もちろん、何が何でも最新モデルがいいというものではないのでしょうし、買いたいときに、そのときベストのものを買うのが賢い買い方です。それに「Xperia ZL2」の機能やスペックなら、普通に使う分にはまったく問題なく快適に使えるはずです。もし数年前のAndoridからの買替えを考えている人でしたら、比較してみればそのパフォーマンスの違いに驚くことでしょう。興味がある人は、ぜひauショップなどで実機を触っていただき、その違いを実際に体感してみてください。

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ソニーモバイルコミュニケーションズ

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