(文●柴田文彦 編集●藤村容子MacPeople編集部

 「MIT App Inventor」は、Mac上でAndroidアプリを作れるアプリ開発ツールだ。ウェブブラウザー上で動作するため、OSを選ばず、専用アプリなどをインストールする必要もない。ウェブ上でデバイス画面に部品を配置し、プログラムのブロックを組み合わせていくだけでアプリが完成する。

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↑「MIT App Inventor」(外部サイト)のトップページから「Create」をクリックすると、アプリ作成画面が開く

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↑Androidデバイスに「MIT AI2 Companion」アプリがインストールされていれば、作成したアプリをWi-FiやUSB経由で転送し、動かせる。Wi-Fi経由で接続したい場合は、「AI Companion」を選ぼう。

日時表示アプリを作って動かす

 さっそく簡単なアプリを作ってみよう。最初は、ウェブサイトの画面が「Designer」モードになっているはずだ(1)。ここでアプリの画面デザインを編集する。左側のコラムには「User Interface」のグループがあり、ボタンやチェックボックスといったインターフェース部品が並んでいる(2)。

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 まずは「Button」(3)、「Clock」(4)、「Label」(5)の3つを右側のデバイス画面上にドラッグ&ドロップして配置してみよう。このうちClockは見えない部品なので、画面の中には配置されず、下に仮に置かれている。ButtonとLabelはドロップした順番に上から配置された。これで画面デザインのレイアウトは完成だ。

 今回は、Nexus 7 2013モデルを利用した。App Inventorから転送したアプリ画面は随時更新されるので、実際にデバイスの画面を見ながら配置を調整できる。なお、「Clock」は時刻を表示する機能なので、画面には表示されない

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 次に「Blocks」ボタンをクリックして、アプリの動作を設定するBlocksモードに切り替えよう(1)。左のコラムの「Screen1」という部分には、「Designer」モードで配置した部品が並んでいる(2)。ここでは、ボタンをタップした際の動作を定義するため、「Button1」をクリックする(3)。

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 ボタンに設定可能なプログラムのブロック候補が表示される。いちばん上の「when Button1.Click」(ボタンをクリックしたとき)というブロックを右の白い部分にドラッグ&ドロップする(4)。

 このブロックには動作の対象となる別のブロックをはめ込む切り込みが付いている。「Label1」をクリックすると表示される候補の中から「set Label1.Text to」(ラベルにテキストを設定)というブロックを選んではめ込もう。

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 さらにその右側には「Clock1」のブロックから、図のように「call Clock1.Format Date Time」(定形の日時を呼び出す)と「call Clock1.Now」(現在の日時を呼び出す)を順にはめ込む。

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 これでボタンをクリックして時刻を表示するプログラムが完成した。Nexusの画面で「Text for~」ボタンをタップすると、その下には日時が「年/月/日時:分:秒」というフォーマットで表示される。日時はボタンをタップするたびに更新される。

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 これで、App InventorによるAndroidアプリのプログラミングがどんなものか、なんとなくわかったのではないだろうか。

 このほかにも、MacPeople6月号(4月28日発売)では連載「ロードテスト」でApp Inventorを使ったさらに高度なAndroidアプリを作成する方法を紹介している。


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